3レベルVVVFインバーターを作ったので、それの紹介をします。
自作3レベルVVVFインバーターです
— ゆっP (@yuppii5) 2020年6月24日
ついにできました pic.twitter.com/NCuJNoM5ZN
あらすじ
1年前、プリント基板で3レベルインバーターを作りました。しかし、直流電圧を140V以上(半分以上)にすると謎の素子破壊を起こし、実用には程遠い状況でした。
今回は、ユニバーサル基板で作り直しました。通常の電圧でも素子が壊れないものを作れたので、紹介します。
作る過程
某流行り病の影響もあって、部品を買い足すことなく3レベルインバーターを作ろうと試みました。「おウチにあるもので電子工作しようキャンペーン」ですね。そんなものはありません。
まあキャンペーンは冗談だとして、4・5月は外出できなかったのでそうすることにしました。 部品は過去に作っていた基板から部品取りをするなど、なんとか捻出しました。3レベルインバーター、バカみたいに部品を消費していきますね。たくさんあったはずの0.1μFの積セラの在庫がなくなりました。
完成品
全体はこんな感じ。下から3・4層目の基板が今回作ったものです。今までは2レベル構成のスイッチング素子+ゲート駆動回路が載っていた部分で、今回3レベルに置き換わりました。
3レベルの基板は2層構造になっています。下がU・V相、上がW相とデッドタイム生成用マイコン置き場です。
放熱は適当なアルミ片をターンクリップでくっつけてしのいでいます。穴を空けるのが面倒だった(横着)
本当は下層の基板の高さも上層と同じ20mmにする予定でしたが、クリップが厚くて縮められませんでした。家にあるもので作ったから仕方ないね。
問題点の解決
1年前に作ったときは問題点が4つありました。今はどのくらい解決されているでしょうか?
- 回路がガバ → 解決!
- 電源が弱い → 解決!
- 直流電圧半減による音量の小ささ → 解決!
- なぜか発熱するFET → 未解決
3つは解決しましたが、発熱の問題は残りました。3周ぐらい遊ぶとヒートシンク(?)が温まります。 ただ、前回と違って無負荷でゲート信号を入れても発熱しないので、大きな進歩です。
おわりに
3レベルインバーターを作れてよかったです。動画をたくさん投稿していきたいです。